質の低い情報はいらない!|「高品質」な情報の集め方

営業の思考(コラム)


ケーススタディ】
顧客との初回面談時に、「どんな商品をお探しですか?」と尋ねたところ、顧客から、かなり具体的な商品要件をヒアリングすることができた。
そこで、次回訪問では、そのニーズにぴったりの自社商品のプレゼンテーションを実施した。

さて、プレゼンテーションの結果はいか・・・?

❶ 事実だけでなく背景に踏む混んでヒアリングする
◎ 顧客に関する情報の「事実」や「事象」も重要ですが、その裏にある理由や要因、意思、経緯に関する情報がなければ、事実に関する情報は意味を持ちません。
◎ 「なぜ、このようなスペックが必要なのか?」、「なぜ、その会社の商品を選んだのか?」、「なぜ、その価格では社内決裁が通らないのか?」、つまり”なぜの深堀り”的な質問が大切です。

❷ 事前に仮説を立て、その仮説を検証・補完するための情報収集を行う
◎ 情報を効率的に引き出すためには、こちらが的確な質問を投げる必要があります。そのために、訪問前にラフでもいいので仮説を立てます。そして、その仮説を確かめるために足りない情報から優先してヒアリングしていきます。
◎この仮説構築という事前準備がないと、面談中に顧客が重要なヒントを出しても、それと気づかずスルーしてしまいがちです。

❸ 収集した情報の構造と相互の関係性を把握する
◎ 重要な情報は一度での面談で揃うことはほとんとありません。情報は必ず”構造”をもっていますので、一定の基準に沿って情報を分解してみます。そして、どの構成要素が顧客の判断や意思決定の鍵を握っているのかを見定めます。
◎ さらに、情報と情報の間の関連性・つながりを掴むことも不可欠です。そのためには、常に物事を俯瞰する視点が必要になります。

このようにして、情報の背景を掴み、分析し、仮説を立て、また情報を取りに行くーーー。このサイクルを何度も何度も繰り返すことで、ようやく高品質な情報にたどり着けます。つまり、誰もが知っている”潜在化した情報”や”陳腐化した情報”ではなく、まだ言語化されていないかもしれない潜在ニーズへ近づける可能性が高まるのです。